
伐性双蛾眉作(似?)
腐膓奇薬趨盈車
舎斯二者求何者唯
有床頭数巻書
杏花園書
花?堂時成筆
語注・気付き
*杏花園 太田南畝の漢詩の号
太田南畝賛・時成画 遊女図
絹本縦一〇一×横三一㎝
以下の翻刻・訓読・現代語訳・コメントは村井道明氏のご教示による。
翻刻
伐性双蛾眉似斧 腐腸奇薬麴盈車
舎斯二者求何物 唯有床頭数巻書
杏花園書
訓読
伐性(ばっせい)の双蛾 眉(まゆ) 斧に似たり。腐腸(ふちょう)の奇薬 麴(こうじ)車に盈(み)つ。
斯(こ)の二者を舎(お)いて 何物を求めん。
唯だ床頭(しょうとう) 数巻の書有るのみ。
現代語訳
人の本性を削り取るように、細く弓なりの両の眉は、まるで斧の刃のようだ。
腸を腐らせるような怪しげな薬は、麹を車いっぱいに積むほど大量にある。
こうした二つ、すなわち女色と妙薬を捨て去ってしまえば、人は一体何を求めるというのか。
あるのは、枕元に積んだ数冊の書物だけだ。
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風柳山人 時成(ふうりゅうさんじん ときなり、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
出自・経歴は一切不明。ニューオータニ美術館所蔵の肉筆美人画「遊女図」(絹本着色)に「風柳山人時成冩意」という落款があり、この絵の作者として知られるのみである。「遊女図」は文化ごろの作とされ、絵の上部に「いつわりの なき世なりせは 物前の 客の言のは うれしからまし」という蜀山人の狂歌が記されている。画風は喜多川歌麿風で、その当時流行の歌麿に影響された人物のひとりだったと見られる。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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