軸物

箸蔵善龍 書一行

以下の翻刻・訓読・現代語訳・コメントは村井道明氏のご教示による

撮影:遠藤雅義 / 分類:20231009-K21

不労而所得者唯天
小野派菅長善龍書

訓読

不労にして所得する者は唯だ天のみ

現代語訳

働かないで得られるものは、ただ天だけだ。

コメント

「人は本来、不労所得を求めるべきではなく、何かを得たいなら自ら働け」という趣旨の自作格言か。

箸蔵善龍(はしくら ぜんりゅう)。阿波の人。嘉永五年(一八五二)四月一八日生まれ。阿波国三好郡の真言宗箸蔵寺で出家して住職となり、京都太秦の広隆寺住職をかねた。大正元年京都随心院門跡、ついで小野派管長大僧正となった。昭和三年(一九二八)一一月一日没、年七七。

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