軸物

亀田鵬斎賛・谷文晁画 関羽馬上図

絹本縦一〇〇×横三六㎝
以下の翻刻・訓読・現代語訳・語注は村井道明氏のご教示による。

撮影:四国大学 / 分類:20231210-A10

赭顔紫髯輕曹魏 雖受榮爵不敢貮
豪膽忠魂何所縁 不改桃園一團義
鵬斎老人醉題
文化九季夏五月 文晁畫

訓読

赭顔紫髯は曹魏を軽んず。
榮爵を受くと雖も、敢えて貮せず。
豪膽忠魂は何の縁するところぞ。
桃園一團の義を改めず。

現代語訳

顔は赤くひげは紫がかって、曹魏などものともせぬ武将であった。
高い位やほまれを受けながらも、決して二心を抱くことはなかった。
この豪胆さと忠義の魂はいったいどこから来たのか。
あの桃園で結んだひとまとまりの義に、終生変わることなく生きたのだ。

語注

【赭顔紫髯】関羽の容貌を表す。
【輕曹魏】曹魏を軽んじる、恐れない。
【不敢貮】心を二つにしない、節を変えない。
【桃園一團義】桃園の誓いで劉備・関羽・張飛の三人が結んだ「生死を共にする義兄弟の契り」のこと。のちの官職や利害よりも、その時に交わした義を貫いた。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ブログランキング(にほんブログ村)に参加しています。クリックで応援いただけると、たくさんの方に知ってもらいやすくなるので大変助かります。

にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ
にほんブログ村
↑ こちらをクリック ↑

シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました