狂歌

色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-3いかてわれ項羽かちからもちの夜に月のかくるゝ山をぬかまし  六樹園○中秋の名月を隠す山は邪魔。なんとかして項羽の力を借りて、山をどかせたいものだ。「力抜山気蓋世」(項羽本紀)によるか。徳田武氏ご教示...
短冊

(大江)広海 和歌または狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-1為君事容飾われなからおもひゆるしてまたさらにむかはまほしきまそかゝみかな 広海*まそかゝみ 「まそ」は「ますみ」の音変化、または、ととのっているものの意という。鏡をほめていう語。立派な鏡、また、よく...
錦絵

歌楽亭好文 歌林堂 狂歌錦絵

一陽連女房四友墨 小町水の面にうつれる梅の香をそへてあらふ双帋になミのうねうね 歌楽亭 好文えならすも匂へる梅の下水に歌よミとりのこゑをあらハす 歌林堂
色紙

(宿屋)飯盛 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-44-2盗跖と伯夷をたにも見わけえぬ天ははるかにまた青いもの  飯盛気づき○盗跖は悪人の、伯夷は善人の代表的人物。その見分けさえつかない天道はとんでもない未熟者だ。「天道は是か非か」(史記)によるか。
錦絵

翠峯亭小松 臥猪庵三千種 岳亭 狂歌錦絵

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-44-1(右上 竹とり天上)岳亭 印(定岡)梅かゝを外へやらしともる蝶もしきりにねふるはるの長閑さ翠峯亭 小松伝へきく竜のあきとの玉といつはそもこの春のことにさりけり臥猪庵 三千種語注*いつは 「言っぱ」(...
色紙

(加納)諸平 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-43-4 雨後夏月ゆふたちに大路遣りたる小車のわたちの水は月になりゆく  諸平意味夕立が降ったせいで都大路を通った小車の轍のあとの水は(溜まった水に月が映り込み)次第に月になって行くようだ。気づき○諸平 加...
錦絵

桂花園月麿筆 北渓 狂歌錦絵

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-43-3(囲み罫の中に)人物十番つゝき絵師うつくしう書おとらぬハ絵巻物ひもとく花の錦ならまし 桂花園 月麿     北渓
色紙

季鷹筆 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-43-1四月に時鳥きゝしといふ人多けれは耳なしの名におふ老ハほとゝきすきゝ?と初音やきくそ???    季鷹
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-42-5月をみるなところおほきそのなかにおやのおやなるおはすての山   六樹園
短冊

宿屋飯盛筆 狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-42-4恋わひてかへせし夜のころもとハひとやしらみのうハはひをする   飯盛気づき○うハはひ 「上這ひ」だろうか。