短冊

春足(抜足) 狂歌短冊(三葉)

撮影:四国大学 / 分類:右から手鑑3-38-1、3-38-2、3-38-3

 職人盡歌合を
 よみ???
我わさのことはわすれてうき名をハ
たかふれけんと人をうらみつ  春足

 九月尽
紅葉のにしきを風のおくりても
とまらて秋は千里独行     抜足

 吉原花
咲花の雪の夕くれきてみれは
けによし原は銀世界なり    抜足

語注・気付き

3-38-1 我わさのことはわすれてうき名をハ/たかふれけんと人をうらみつ
狂歌短冊3-33-1と同じ

3-38-3 咲花の雪の夕くれきてみれは/けによし原は銀世界なり
*山里の春の夕ぐれ来て見ればいりあひのかねに花ぞ散りける 能因法師 ( 新古今和歌集 巻第二春歌下)

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