書き物

六樹園 遊里の狂詩

紙本縦二四×横一三㎝
以下の翻刻・訓読・現代語訳は村井道明氏のご教示による。

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-54-2

鐘鳴床調初意新 廊下足音引次辰
一夜歡娯垂唾客 十年苦害賣身人
六樹園

訓読

鐘鳴り、床調ひて、初意新たなり。
廊下の足音、次の辰を引く。
一夜の歓娯、唾を垂るる客。
十年の苦害、身を売る人。

現代語訳

鐘が鳴って、床の調べが整い、初めの思いも新たである。
廊下を行き交う足音は、明け方まで続いていく。
一夜の歓楽にふける、よだれを垂らすような客。
その裏には十年もの苦しみに身を売る人がいる。

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