書き物

王昌齢の五言律詩 (西)宜行書写 詩書

紙本縦□□×横□□㎝
以下の翻刻・訓読・現代語訳・語注は村井道明氏のご教示による。

撮影:四国大学 / 分類:20230909-J74

幽娟松筱徑 月出寒蟬鳴
散髪臥其下 誰知孤隱情
吟時白雲合 釣處玄潭清
瓊樹方杳靄 鳳兮保其貞
右王少伯作 宣行書

訓読

王昌齡「山中別龐十」
幽娟たる 松筱の径、
月出でて 寒蟬鳴く。
髪を散らして 其の下に臥す、
誰か知らん 孤隠の情。
吟ずる時 白雲合し、
釣る処 玄潭清し。
瓊樹 方に杳靄たり、
鳳よ 其の貞を保て。

現代語訳

しんとして優美な松と笹の小道に、
月が昇り、ひんやりした夜に蝉が鳴いている。
髪をほどき、その松笹の下に横たわっている。
だがこの身のひとり静かに世を避けた思いを、いったい誰が知ろうか。
詩を口ずさむと、白雲がふわりと寄り集まり、
釣り糸を垂れるあたりの深い淵の水は、底まで澄み切っている。
玉のように清らかな木立は、かすかな霞の向こうにかき消され、
ああ鳳よ、そのけがれなき節操をどうか守っておくれ。

語注

【寒蟬】かんせん。秋に鳴いている蝉。
【王少伯】王昌齡(おう しょうれい)。字は少伯。

メモ

*王少伯 王昌齢(おう しょうれい)698年~755年は、中国唐の詩人。字は少伯。就任した官職の地名から、王江寧・王竜標とも称せられる。(wiki)

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ブログランキング(にほんブログ村)に参加しています。クリックで応援いただけると、たくさんの方に知ってもらいやすくなるので大変助かります。

にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ
にほんブログ村
↑ こちらをクリック ↑

シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました