書冊(版本・狂歌集・自筆稿本等)

白癡物語 巻之上 目録、石井地福寺の藤の花のみ翻刻

撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121296

白癡物語 巻之上

撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121297

白癡物語 巻之上
   目録
 某の家人に耳をしひたる女におびやかされたる事
 某の尼鳴門見にゆきたる事
 かいもちひこのむ童の事
 某淋病の事
 大物上人児をかへして後歌よみたる事
 某のひじり童をすかしてかたらふ事
 亀の裏方桐ノ政男等江の島にまうづる事
 某女のもとにやどりて郭公のなくを聞きたる事
 某のずさものまうでの用意したる事

撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121298

 某の娘めしうどに出んとてけむざむにゆく事
 某大納言の北方の事
 なき女の事
 何がしのをんなめみそかをとこにあふ事
  附り あるじをすかして小袖などてうぜさせたる事
 四国を順礼しける人ともなひたる女をよばひて仏の御罰かうぶりたる事
 饅頭を見てめをおもへる人の事
 某モミぢ見にいきたる事
 某の番匠はしたものをよバひたる事并長歌

撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121299
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121301
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121302
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121303
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121304
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121305
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121306
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121307
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121308
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121309
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121310
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121311
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121312
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121313
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121314
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121315
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121316
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121317
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121318
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121319

 藤の花を見て短冊つけたるしれ人の事
わが里の地福寺といふ寺にいみじき藤あり花のしなび六七尺
ばかりもありてよにめづらしき藤にてありければ花さくほどハ
遠近(をちこち)の人々つどひきてひしめきあひてけり一とせおのれも友
だちとともに此藤みに行て酒うる家にいりてありけるに
いづくのたれにかあらんみめことがらさうぞくなどもいと清らかなるが

撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121320

きたれりさて藤をミていミじうめでよろこびつゝ是も同
じ家にいりて酒のミなどしけるがやがてその枝にたむざくを
なむむすびつけていにけるされバよみやびこのむ人にはありけりといと
ゆかしくおぼえてたちよりてかのたむざくをミれは
  これハこれハとばかり花のよしの山
といふ人のしりたる句をさながら書てありけるにぞ胸つぶれて
あさましくハおぼえし世にハをこの人もあるものかなとて友
だちとゝもに笑ひをりけるにとばかりありてかの人いきまきてかへり
きぬあるじうちミて何をかわすれてはゆき給へるととへばいな
さることにははべらずさきのたんざくにいミじきあやまちしてさ
ふらふままにかくかへりきてさふらふいで硯かし給へとてやがて
筆をとりてかきかへつゝまたかの枝につけぬおのれもをり
??ねむじつゝさきのたびの御句もよのつねにはおぼえ侍らぬを
またいかなるところをか直させ給ひたるいでミせ給へとて立よりて
ミればよしの山といへるを藤の棚とあらためてありけるにぞえ
たへで一どにはとわらひあへりける

撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121321
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121322
撮影:徳島県立文書館 / 史料番号:en200394-PC121323

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