扇面・団扇

柴野栗山「生年不満百」

紙本扇面
以下の翻刻・訓読・現代語訳は村井道明氏のご教示による。

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-52-1

生年不満百 常懷千歳憂
晝短苦夜長 何不秉燭遊
爲樂當及時 何能待來茲
愚者愛惜費 但爲後世嗤
仙人王子喬 難可與等期
栗山

訓読

古詩十九首之十五
「生年不満百」(生年 百に満たず)
生年百に満たざるに、
常に千載の憂いを懐く。
昼は短くして夜の長きに苦しむ。
何ぞ燭を秉(と)りて遊ばざる。
楽しみを為すは当に時に及ぶべし。
何ぞ能く来茲を待たん。
愚者は費を愛惜して、
但だ後世の嗤(わらい)いと為るのみ。
仙人 王子喬。
与(とも)に期を等しうすべきこと難し。

現代語訳

人の寿命など百年にも満たないのに、いつも千年先まで心配して生きている。
昼の時間は短く、夜が長くて気がめいるのだから、どうして灯りをともしながら出かけて楽しもうとしないのか。
楽しもうと思うなら、その時その時に楽しむべきで、どうして先の時代や先の機会が来るのを待っていられようか。
愚かな者はお金を使うのを惜しんでばかりいるが、結局は後の世の笑いものになるだけだ。
仙人になったという王子喬のような特別な人と、自分を同じように考えて比べることなどできはしないのだ。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
ブログランキング(にほんブログ村)に参加しています。クリックで応援いただけると、たくさんの方に知ってもらいやすくなるので大変助かります。

にほんブログ村 歴史ブログ 江戸時代へ
にほんブログ村
↑ こちらをクリック ↑

シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました