六樹園(石川雅望・宿屋飯盛)

書き物

『狂歌続万載集』に応募した狂歌に六樹園の判が入った原稿

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-8-2八ゝ 続万 讃岐国へまかりける時 さくら屋のもとにて 哥妓なとめしよせつゝ ふた夜まてとまり けれハよめるたをやめの其髪筋に旅人もつなかれてゐる大象頭山八ゝ 続万 社頭角力といふ ことをいさけふの手柄...
摺りもの

六樹園判『狂歌続万載集』狂歌募集広告 会主 塵外楼清澄

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-8-1(二段組のため上下に分割)撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-8-1詞書入・絵入 狂歌続万載集六樹園飯盛判兼題 四季・恋・雑・何にても但 結題 狂題 あるひは/雑題/折句 廻文の類にても/はしかき無之常...
書簡

春足宛て本居大平書簡 当春(春足)江戸出府、六樹園・真顔にも会った由、江戸の地は文事隆盛の由喜ばしい 六樹園老齢のため雅言集覧後篇難渋の由残念 「ケ様の書」(学術書)の売り広め方についてのアドバイス 江戸の狂歌師たちへの批判 春足の歌文おもしろい 自分(大平)の認め物送った (春足の)宇治拾遺体の著述よろしい 一冊送って欲しい

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-7-1御状拝見いたし候秋暑之?御泰安(?)之旨奉賀候当春江府御下り候て六樹園真顔??なとへも御相?彼地文??隆盛之由さためて左様ニ而と?よろこはしく存候六樹園高齢ニて雅言集覧後篇出来無覚束由(?)口をしき事...
書簡

六々園宛て五老書簡 雅言集覧四之巻十六部送った 代金は一部につき南鐐一片 同カの部は七月迄に出来る予定

撮影:四国大学 / 分類:手鑑1-6-2逐日??相?前日詠藻上候節書状上候御覧被下候と存候 雅言四之巻     十六部右御届申上候一部代南陵一片ツゝにて有之候よろしく御あつかひ可被下候(?)加の部ハ七月迄ニ出来仕り候先右御届申上候迄如斯御座...
色紙

飯盛 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-47-2淵明か頭巾うらなきましハりハ酒にこしたるものや有へき    飯盛気づき○淵明か頭巾 紅頭緑酒 世俗の交わりを避けていた陶淵明が酒を造っていると、おえらいさんが尋ねてきたので、かぶっていた頭巾で酒を隠...
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-46-6春たちて見し初夢のはつ茄子嫁はともあれ獏にくはせし    六樹園語注*はつ茄子 初夢にみると縁起のよいもの。順番に「一富士二鷹三茄子」*獏 伝説的生き物 人の夢を食って生きると言われる。
短冊

飯盛 狂歌短冊

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-46-1よしはらを日の出ぬさきにいそくのはきのふむかへに来しみいらとり 飯盛気づき◯昨夜、旦那を迎えに来た番頭がそのまま居つづけの客となった。(すなわちミイラとりがミイラになった)という話。
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-6きのふまて雀がくれと見し草の我つらはきにとゝく夏の野   六樹園○雀がくれ 若草が伸びてきて雀の体を隠すほどになることをいう。晩春の季語。徳田武氏ご教示分きのふまで雀がくれと見し草の我つるはぎにとゞ...
色紙

六樹園 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-45-3いかてわれ項羽かちからもちの夜に月のかくるゝ山をぬかまし  六樹園○中秋の名月を隠す山は邪魔。なんとかして項羽の力を借りて、山をどかせたいものだ。「力抜山気蓋世」(項羽本紀)によるか。徳田武氏ご教示...
色紙

(宿屋)飯盛 狂歌色紙

撮影:四国大学 / 分類:手鑑2-44-2盗跖と伯夷をたにも見わけえぬ天ははるかにまた青いもの  飯盛気づき○盗跖は悪人の、伯夷は善人の代表的人物。その見分けさえつかない天道はとんでもない未熟者だ。「天道は是か非か」(史記)によるか。